労働収入と資産収入。
収入には、資産から得られる収入と、労働から得られる収入がありますが、殆どの方が基本となるのは労働から得られる収入ではないかと思います。
労働収入は割と安定してますし最低賃金などで守られてますから、しっかり働けば自分の生活程度であれば、日本では十分賄えられます。
これに対して資産収入は、労働によって得られるような安定したものではなくて、基本は絶対見返りがあるかわからない可能性に対してキャッシュを吐き出す(又は借入れする)作業から始まります。
サラリーマンの方で資産収入を作る場合、一番ポピュラーなのが不動産投資になります。
銀行は不動産や建物は、毎月のキャッシュフローがあれば融資を比較的検討しやすいので、基本的にしっかりされてる方であれば、チャレンジしやすい土壌にあります。
不動産投資も、殆どの人はある程度の自己資金を用意した上で不動産取得の為に借入れを行い、そこから得られる賃料収入から借入金を支払い、手残りを修繕費に備え、少しずつ安定収益を目指していくビジネスです。
資産収入というか、権利収入に近いのは、特許で得られる特許料や、作詞作曲で得られる印税、株式投資などで得られる配当収入などがあります。
現状の富裕層で、不動産や株式、その他権利収入など、この中の資産収入がどれも無い人は限りなく少ないのではないでしょうか?
普通の方がこの様な富裕層になりにくいのはわかりますが、今の現状のを冷静に見てると、若ければ若いうちに労働収入を蓄え、得られたお金を、少しずつでもお金が働いてくれそうな資産に換金していく流れを作ることが、後々のライフスタイルにかなりの影響を与えると思います。
20代独身が一番お金を貯めやすく資産を作る基礎を構築できるチャンスですし、例えば奨学金受けて大きな負債を負いながら漠然と行きたくも無い大学に行くくらいなら、(現実的には奨学金を借入れして違う用途にお金を使うことは出来ませんが)大学行かずに働きながら、そのお金をトランクルームなどで運用して回していったら、それはそれでかなり凄い人生設計になるだろうなと思います。
常々思いますが、労働収入というのは、働けばある程度保証されてますが、そこから上の収入にはなかなか昇給出来なかったり、昇給したとしても、税制面を含めて大きな壁があります。
働きながら不動産投資を法人に変えたりする方は、税制面の対策を考えられてる場合が多く、資産を効率よく働かせ、税制面の対策を行い、徐々に労働収入より権利収入が上回っていくわけです。
私は居住系の不動産投資にはあまり興味を持ってなく、借入れを比較的抑えやすく資金の回収速度が速いトランクルームやコインパーキングなど住居系以外の活用を目指しておりますが、実際住居系でもしっかり運用されてる方も多いです。
資産運用は、結局はその人の性格や向き不向きもあると思います。
人生は意外と長いので、労働収入や年金だけでは不安な場合、その補助を出来るような収入の確保に自分なら何が向いているか、たまには考えて頭の運動をしてみませんか?