変化できるものが一番強い。
個人的に好きな言葉で、「最も強い者や、最も頭がよい者が必ずしも生き残るのではない。最も変化に対応できるものが生き残る。」
これはダーウィンの言葉ですが、頭が悪い私はこの言葉に救われます(笑)
強いものが生き残るなら、恐竜やライオンや熊など、明らかに強いもの中心の生態系になってたでしょう。
しかし恐竜は絶滅してしまい、ライオンや熊などは、ほぼ人間の管理下に置かれてるに等しい状況です。
逆に小動物や微生物のような弱い生き物のほうが、地球環境の変化にいち早く対応し、生き残ることができました。
・強いから生き残ってるのではありません。
・状況に対して変化するものが生き残れる。
・結局生き残ったものだけが、繁栄の可能性を得ることが出来る。
・変化できなかったものは、ゆっくりと時間をかけて消えていきます。
これは会社経営にも当てはまることだと思います。
強くなる、大きくなるという事にこだわるより、生き残る為の戦略もきっちり行っていく。
デパートやセブンイレブンで有名なイトーヨーカドーと、イオンを比べても、イトーヨーカドーはデパート部門は下り坂ですが、セブンイレブンの種まきが成功して、セブン銀行など、ドル箱子会社を保有しつつ、上手な変化をしてきていると思います。
富士フィルムなども、ずっとフィルム製作を続けてたら今は無い会社でしょうが、写真フィルム主体から、液晶フィルム、医療機器、医薬品などを手がける会社に転換して時代の変化に対応してます。
イオンは、郊外で大型ショッピングモールを中心にしてますが、大型ショッピングモールは、メインはテナント部門の賃料収入。
スーパーの食料品、トップバリュなどの衣料品などがあり、規模は大きいですが、利益面では、安定感に欠け苦しんでるといえます。
これから少子化が進む中、会社規模や店舗の規模が大きいが故に、対応が遅れると身動きが取れなくなり、今は問題なさげに見えますが、もしかしたら遠い未来に命取りになる可能性があるかもです。
ダイエーも昔は巨大スーパーでしたが、結局自力では生き残れなかったように、かつて見てきた歴史の見本を生かしていくこと。
「成長と拡大」だけではなくて「変化と対応」も大事にしていく。
一番大事なのは、小さな問題点やクレームと向き合い、問題点の改善をコツコツ行っていく事だと思います。
無意味な多角化は考えておりませんが、アンテナだけは張って必要なときは変化の種まきもしていく。
これは、これからの自分の課題になることだと言い聞かせながら、経営も頑張りたいと思います。