ストックビジネスとフロービジネス

2015.04.09 ビジネス

ビジネスに関わってると、たまにこんなビジネスはどうだろうか?とか色々シュミレーションすることがあります。
その中で、ビジネスには大きく分けて、ストックビジネスとフロービジネスにわかれます。
ストックビジネスは、わかりやすい業種としては、電力(毎月の電気料)、保険(毎月の保険料)、通信(毎月の携帯代やサーバー代など)毎月の使用料を自動的に徴収しながらビジネスは、ストックビジネスに分類されると思います。
例えばヤクルトは、一個何十円の商品を継続的に購入していただける顧客を積み上げることによって世界中に販路を広げてますし、エプソンやキャノンなどで有名なプリンタービジネスなども、立派なストックビジネスで、プリンターなどは割と手頃な値段ですが、純正インクなどは高い値段で、汎用品を使っての故障に対して保障を認めない中で、継続的にインクで利益を出しつつブランド価値を構築してるのは、ユーザーとしては悩ましくありますが、企業としてはさすがです。
フロー型のビジネスは、マンションや住宅(基本一生に一度の購入)、建設業や公共事業(毎回入札が殆どで価格の戦いになる)、DSやPSなどのゲームソフトの販売なども(売れるかわからない中、販売の持続性に乏しい)ですので、フロービジネスは売り上げの増減が激しく、人件費が多い販売メインの会社は、不景気になると持続が大変な状況になりやすいです。
どの業種がよくて、どの業種が悪いとは経営者次第ですので思いませんが、フロービジネスの性質が強い業種でも、その中にストックビジネスになりえる要素を捜していくことは、今後の厳しい競争の中では必要だと思います。
一つの基準として、販売してお客様とのビジネスが完結するビジネスをメインにするのは、私は販売は得意ではないので選択から外してます。
ストックビジネスは、最初の売り上げは、ほんとに少なくて、損益分岐点を越えるまでは苦労の連続ですが、損益分岐点を超えるとどんどん経営を助けてくれる側にまわってくれます。
理想は、最初はフロービジネスで稼ぎつつ、少しずつストックビジネスを育てていくことでしょうが、言うのは簡単ですが実行するのはほんとに難しく、これは私もまだまだなので今後の課題であり目標ですね(^^ゞ